長年、療育施設などで働いてきました。行動理論、発達心理学、感覚統合など既存の方法ももちろん大事。これからもご相談に活かしていきたいと考えています。
ただ、特性のある子の母親として、それだけでは親子に無理がでてくると気づきました。 問題を改善するための行動を家庭で行うことがむしろ悪循環になり、体調不良で一時期休職していたこともあります。
マインドフルネスを通してこの悪循環から抜けだし、わたし自身が生きやすくなり、家族との過ごし方がとても楽になりました。
研究においても、ASDやADHDの保護者がマインドフルネスを継続的に取り入れることで、親子関係が良質になったり、子ども自身の問題行動が軽減したりする結果や、妊娠期のママがマインドフルネスを継続することで乳児自身がより健康的なストレス反応をするようになったという結果などがあり、エビデンスも積み重なってきています。
マインドフルネスを保護者に・すべての日本の子どもの施設に!
むずかしい育児中のママやパパはやることや考えること悩むことが沢山あります。変えようとがんばってもどうにもならない育児のつらさも存在します。そんなときマインドフルネスが非常に役立ちます。どうにも変えられないつらさを抱える容量が増えるからです。
当たり前の選択肢として選ぶことができ、育てにくい子との生活を肩の力を抜いて今よりもっと楽に口角を上げて過ごせる保護者が増えてほしい。そんな思いで活動しています。
代表 小林ふみこ(臨床心理士・マインドフルネス)